2014年度 (第15回) 年会
極限環境生物学会2014年度(第15回)年会情報
各種申込は、左欄から選んでください。
記
日時: 2014年11月1日(土)~ 2014年11月3日(月)
会場: 沖縄県今帰仁村コミュニティーセンター
発表形式: ・口頭発表(PCプロジェクタ-)・ポスター発表
交通案内: 沖縄県那覇空港からバス
問合せ: 学会事務局に問合せください。
参加費: 年会参加費は下記の通りです。
正会員 3,000円
正会員(学生) 無料
非会員 5,000円
非会員(学生) 無料
懇親会:
正会員 5,000円
正会員(学生) 3,000円
非会員 5,000円
非会員(学生) 3,000円
年会の参加費・懇親会費は、ホームページからの参加登録の後、学会事務局から郵送された郵便局用の専用振替払込用紙を用いて、期日までにご送金ください。
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極限環境生物学会第15回年会報告
第15回年会は、11月1-3日(土日月)に今帰仁コミュニティセンター(沖縄県今帰仁村字仲宗根230-2)にて開催されました。当日は、多くの会員・非会員の皆様にご参集いただき、口頭発表19件、ポスター発表88件(昨年:口頭発表20件、ポスター発表65件)の一般発表の他、沖縄年会実行委員長の仲宗根薫先生(近畿大学)と高木博史先生(奈良先端科学技術大学院大学)の企画による特別セッション「泡盛の微生物科学」~極限環境の視点でとらえ直す~を開催し、学会奨励賞受賞講演3件と合わせて大変盛りだくさんな会となりました。参加者合計は176名(昨年:238名、内訳は以下の表)となりました。目標としていた沖縄県外からの参加者100名を超え、年会のお世話をいただきました琉球大学・伊藤進先生を始めとした琉球大学の皆様、および、近畿大学・仲宗根先生には年会開催に向け精力的に奔走していただきました。ここで、ご尽力くださいました皆様に感謝申し上げるとともに、当日ご参加いただいた皆様方に事務局一同心より感謝申し上げます。
今年度
今回は、企業等技術コーナーには以下の1社、1大学にご参加いただきました。また、企業広告として4社からの企業広告を受けました。
企業等技術コーナー
・ 興研株式会社
・ 東洋大学生命科学部伊藤研究室(3Dプリンターの実演、生命科学系作品の展示)
企業広告
・ エイブル株式会社(要旨集広告)
・ タイテック株式会社(ポスター展示広告)
・ 株式会社トミー精工(ポスター展示広告)
・ 興研株式会社(ポスター展示広告)
学会事務局より、年会へのご協力に関して心より感謝申し上げます。
【特別セッション】「泡盛の微生物科学」~極限環境の視点でとらえ直す~
高木博史先生(奈良先端大)と仲宗根薫先生(近畿大)の企画により、以下の4名の先生方によるご講演をいただきました。琉球泡盛の歴史から始まり、泡盛の醸造とその基礎と応用研究に関する話をじっくりと伺うことができました。いずれの講演からも「泡盛の素敵な魅力を聴衆の方々に伝えたい!」という意気込みが感じられた素晴らしいセッションでした。講演された講師の先生方には、貴重なお話をしていただき感謝申し上げます。琉球泡盛の益々の発展を祈念いたしております。
・照屋充子(一般社団法人泡盛マイスター協会)
「琉球泡盛事始めとその魅力」
・渡邉泰祐(琉球大学農学部)
「泡盛黒麹菌の起源および新規黒麹菌を用いた泡盛醸造への応用」
・高木博史(奈良先端科学技術大学院大学バイオサイエンス研究科)
「酵母の環境ストレス耐性機構と泡盛酵母の育種への応用」
・塚原正俊((株)バイオジェット)
「泡盛の熟成(古酒)のメカニズム」
【2014年度・極限環境生物学会・研究奨励賞】
2014年度の学会奨励賞は次の3名に決定し、受賞講演をいただきました。
・小西 正朗(北見工業大学 バイオ環境化学科)
「工学的アプローチによる深海生物-共生菌研究手法の開拓」
・ 平田 章(愛媛大学大学院 理工学研究科)
「アーキアの RNA 合成・編集加工を担う分子装置の構造基盤の解明」
・ 若井 暁(神戸大学 自然科学系先端融合研究環)
「極限環境微生物のエネルギー変換に関する研究-好塩菌の場合」
【優秀ポスター賞】
優秀ポスター賞は、審査員による厳正な審査の結果、以下の7名の方々が受賞されました。若手の皆様の今後のご活躍を祈念しております。
P-11 上田涼史郎(前橋工科大学大学院 工学研究科 生物工学専攻)放射線抵抗性細菌におけるポリリン酸生産とセシウム蓄積
P-23 高橋優嘉(東洋大学大学院生命科学研究科)枯草菌と好アルカリ性細菌Bacillus pseudofirmus OF4のNa+駆動型べん毛モーター固定子MotPSの中性環境におけるNa+親和性の差異の解明
P-49 若林佑(東洋大学大学院生命科学研究科) 共培養によるMethylobacterium sp. 121株の運動性に影響を与える因子の探索
P-51 嶋根康弘(独立行政法人海洋研究開発機構)フラグメント分子軌道法による酵素開発
P-73 舘岡侑輝(東京工業大学大学院生命理工学研究科)超好熱性細菌 Thermotoga maritima 由来キシラナーゼの進化分子工学検討:アルカリ性での比活性が向上した変異型酵素の取得
P-77 永田麻梨子(九州大学大学院生物資源環境科学府)Thermococcus kodakarensis に存在する二種の RecJ 様ヌクレアーゼの多様性
P-79 高島夏希(九州大学大学院生物資源環境科学府)高純度精製されたThermococcus kodakarensis由来 DNAポリメラーゼDの生化学的機能解析