2017年度 (第18回) 年会
極限環境生物学会2017年度(第18回)年会情報
記
日時: 2017年11月11日(土)~ 2017年11月12日(日)
会場: 産業技術総合研究所 つくばセンター
発表形式: ・口頭発表(PCプロジェクタ-)・ポスター発表
交通案内: つくばエキスプレス つくば駅
つくばセンターへのアクセスは、下記をご覧ください
自動車で来所される場合は、守衛所での受付手続きが必要となりますので、様式①の受付簿をこちらからダウンロードし、1枚ご用意ください。
徒歩、バス、タクシーなどで来所される場合は、受付簿をご用意いただく必要はありません。
つくば中央の詳細はこちら
つくばセンターからの路線バス
荒川沖駅からの路線バス
問合せ: 学会事務局に問合せください。
参加費: 年会参加費は下記の通りです。
正会員 3,000円
正会員(学生) 無料
非会員 5,000円
非会員(学生) 無料
懇親会:
正会員 5,000円
正会員(学生) 3,000円
非会員 5,000円
非会員(学生) 3,000円
年会の参加費・懇親会費は、ホームページからの参加登録の後、学会事務局から郵送された郵便局用の専用振替払込用紙を用いて、期日までにご送金ください。
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極限環境生物学会2017年度 (第18回) 年会・スケジュール
11月11日(土)講演会場@共用講堂
(12:00-13:00 評議員会@中会議室)
12:30 受付開始
コーヒーブレイク・企業展示@ホワイエ
13:00-13:15 開会挨拶
13:15-13:50 セッション1 フラッシュトーク
(奇数番号ポスター発表:1分/1ポスター)
座長:黄川田隆洋 (農業生物資源研究所)
13:50-15:20 奇数番号ポスター発表(ポスター賞審査対象者)
コーヒーブレイク・企業展示@多目的室andホワイエ
15:30-17:00 シンポジウム「産総研セッション」
15:30-16:00 「環境中のブタノール耐性菌の探索と耐性機構の解明」
菅野 学 (AIST 生物プロセス研究部門)
16:00-16:30 「南極産担子菌酵母の環境適応とその産業利用」
星野 保 (AIST イノベーション推進本部 )
16:30-17:00 「遺伝子操作による植物の極限環境への適応」
光田 展隆 (AIST 生物プロセス研究部門)
17:00-17:55 総会・学会奨励賞授賞者発表
18:00-20:00 懇親会(ポスター賞発表・授賞式)
会場:ホワイエ
11月12日(日) 講演会場@共用講堂
09:00-10:00 セッション2(O1-01~03)座長:福居俊昭 (東京工業大学)
10:00-10:10 休憩
10:10-11:10 セッション3(O2-01~03)座長:鳴海一成(東洋大学)
11:10-11:55 ワークショップ
『好熱菌研究を加速させる「産・学・異分野融合型」未来研究所』
株式会社リバネス
11:55-13:00 昼食(弁当、学会提供)@ホワイエ、中会議室
(周囲に食堂が無いため、学会から提供します)
13:00-13:50 奨励賞受賞講演 座長:井上 明 副会長
14:05-14:35 セッション4 フラッシュトーク
(偶数番号ポスター発表:1分/1ポスター)
座長:中村顕(筑波大学)
14:35-15:50 偶数番号ポスター発表(ポスター賞非対象者)
+ポスター賞受賞ポスター
コーヒーブレイク・企業展示@多目的室andホワイエ
16:00-17:00 セッション5(O3-01~03) 座長:伊藤政博(東洋大学)
17:00- 閉会挨拶
(共用講堂は飲食禁止です。ご協力ください。)
一般発表の要領
1)口頭発表
発表時間:20分(15分発表、4分30秒質疑応答、30秒演者交代)
発表方法:原則的にPCプロジェクターを使います。各自のモバイルパソコン等をお使いください。会場側ではPCの用意はございません。(運営負担軽減ならびにセキュリティー対策により、ご協力をお願いします。)。PCプロジェクターへの接続はVGAないしHDMI端子となります。Macの場合、アダプターは各自でご用意ください。
2)ポスター発表
ポスター発表に先立ち、1分程度のフラッシュトークをお願いいたします。PDF形式のスライド原稿1枚を、11月9日までに庶務担当幹事・東洋大学伊藤(masahiro.ito@toyo.jp)までご送付ください。
ポスター用ボードは、A0サイズ(横84.1cmx縦118.9cm)です。各自持参いただいたA0サイズのポスターを画鋲でA0サイズボードに固定します。画鋲は事務局で用意します。11月11日の13:00までには所定の位置に掲示してください。なお発表日は、ポスター賞審査対象発表(奇数番号)が11日(土)、偶数番号およびポスター賞受賞ポスターが12日(日)となっています。11日(土)の懇親会の席上、ポスター賞審査対象発表の中から優秀ポスター賞を数点表彰いたします。
発表プログラム
一般口頭発表 20分(15分発表、4分30秒質疑応答、30秒演者交代)
11/12(日)
O1-01
9:00-9:20
谷本 充
京都大学大学院 工学研究科 合成・生物化学専攻
超好熱性アーキアThermococcus kodakarensisにおける新規Lrp/AsnC型転写制御因子の機能解明
O1-02
9:20-9:40
若木 高善
東京大学大学院農学生命科学研究科
原始的な中央代謝系で働く2-オキソ酸:フェレドキシン酸化還元酵素の立体構造
O1-03
9:40-10:00
小林 一平
筑波大学 生命環境科学研究科 環境バイオマス共生学専攻
高度好熱菌Thermus thermophilus HB27株の β-glycosidase遺伝子オペロンの解析
O2-01
10:10-10:30
CORNETTE Richard
農研機構 生物機能利用研究部門
乾燥休眠(anhydrobiosis)を示すマラウイ産ネムリユスリカの新種について
O2-02
10:30-10:50
古川 龍太郎
東京薬科大学 生命科学部
ASGARD古細菌を含めたアミノアシルtRNA合成酵素の分子系統解析に基づく真核細胞の成立過程の推定
O2-03
10:50-11:10
山岸 明彦
東京薬科大学 生命科学部
国際宇宙ステーション曝露部たんぽぽ実験の初年度結果
O3-01
16:00-16:20
中根 大介
学習院大学 理学部物理学科
Thermus thermophilusの表面運動とIV型線毛のダイナミクス
O3-02
16:20-16:40
岩田 誠司
学習院大学 理学部物理学科
アーキアべん毛モーターが発生するトルクの精密測定
O3-03
16:40-17:00
若井 暁
神戸大学 科学技術イノベーション研究科
高温環境で金属腐食を誘導する微生物の探索
ポスター発表
11月11日(土)
13:15-13:50 ポスター発表フラッシュトーク(1〜2分/件 x 17件)
ポスター発表コアタイム
11月11日(土)13:50-15:20
P-01 臼井 孝典 愛媛大学 大学院理工学研究科 芳香族アミノ酸の生合成遺伝子群の発現を制御するアーキア転写活性化因子(Tar)の分子認識機構の解明
P-03 渡辺 菜月 東京大学生物生産工学研究センター環境保全工学研究室 プラスミドRP4保持に伴う生育負荷の分子メカニズムの解明
P-05 王翌 霞 東京大学 生物生産工学研究センター 環境保全工学研究室 Carbazole 1,9a-dioxygenase の触媒過程における末端 oxygenaseでの基質結合および生成物形成
P-07 柴原 礼良 東京大学大学院 理学系研究科 生物科学専攻 高い放射線耐性を持つクマムシに固有なDNA防護タンパク質DsupのDNA結合様式の解析
P-09 柴田 笙子 横浜市立大学大学院 生命ナノシステム科学研究科 生命環境システム科学専攻 海洋性クマムシEchiniscoides sp.の浸透圧変化に対する影響
P-11 徳本 翔子 東京大学大学院 新領域 ネムリユスリカにおける新規プロモーターの同定とその応用
P-13 酒井 博之 創価大学大学院 工学研究科 環境共生工学専攻 Sulfolobus属アーキアにおける硫黄酸化能と嫌気的増殖に関する新たな知見
P-15 薄井 祥明 東洋大学 大学院 生命科学研究科 Kaistia sp. 32K株培養上清によるMethylobacterium sp. ME121株の運動性向上機構の解明
P-17 清水 拓真 東京海洋大学大学院 海洋科学技術研究科 Moritella sp. F1株由来好圧性リパーゼF1-lip Ⅱ の大腸菌における生産条件の検討
P-19 釜阪 紘平 京都大学化学研究所分子微生物科学研究室 低温菌 Shewanella sp. HM13 の菌体外膜小胞を介した選択的タンパク質分泌機構の解析
P-21 板橋 慶亮 日本大学理工学部物質応用化学科 好冷好圧性細菌 Shewanella violacea DSS12 由来の アラニンラセマーゼに対する圧力の影響
P-23 長縄 俊 東洋大学 大学院 生命科学研究科 好アルカリ性Bacillus trypoxylicolaがもつNa+、K+駆動型 べん毛モーター固定子の機能解析とイオン選択性の解明
P-25 金田 悠里 東洋大学 大学院 生命科学研究科 好アルカリ性細菌Microbacterium sp. TS-1株のもつ 4つのカチオン/H+アンチポーターの機能解析
P-27 末田 凜 東京工業大学 生命理工学院 Haloarcula japonica の多分岐グルカン生合成系を構成するヌクレオチジルトランスフェラーゼの親株における発現と組換え酵素の性質検討
P-29 星野 里樹 東京大学大学院 新領域創成科学研究科、産業技術総合研究所 生物プロセス研究部門 好塩性アーキア16S rRNA遺伝子の系統ネットワーク解析
P-31 鈴木 里菜 日本大学理工学部物質応用化学専攻 環境微生物学研究室 好酸性鉄酸化細菌Acidithiobacillus ferrooxidansにおけるD-アミノ酸脱水素酵素の生理的機能
P-33 高橋裕里香 富山県立大学 生物工学科 “天然のいけす”富山湾において表層型メタンハイドレートが微生物存在量・多様性に及ぼす影響の評価
P-35 上野 裕子 株式会社リバネス・バイオディスカバリーラボ 小学生による有馬温泉金泉由来高度好熱菌AK-2の研究
11月12日(日)
14:05-14:35 ポスター発表フラッシュトーク(1〜2分/件 x 20件)
ポスター発表コアタイム
11月12日(土)14:35-15:50
P-02 津島 悟 東工大/HZDR ウラニルイオンとDNAの相互作用
P-04 小西 智也 愛媛大学 大学院理工学研究科 アーキアRNAポリメラーゼの転写活性化型開始複合体の構造解析に向けての準備状況
P-06 郷田 秀一郎 長崎大学大学院工学研究科 超好熱アーキアPyrococcus horikoshii由来S-layerタンパク質の機能と熱安定性
P-08 金子 瑛 東京工業大学生命理工学院 ランダム変異ライブラリーから取得したThermococcus kodakarensis高温感受性変異株の生育特性
P-10 秀瀬 涼太 関西学院大学 生命科学科 超好熱性アーキアの含硫化合物の硫黄転移に関わるユビキチン様タンパク質の機能解析
P-12 幕内 健仁 株式会社リバネス バイオディスカバリーラ 生分解性プラスチック分解能を有する新規好冷菌の探索に関する研究
P-14 森屋 利幸 共和化工 環境微研 牛糞堆肥中の定量的微生物叢の解析
P-16 深津 裕司 東洋大学大学院 生命科学研究科 大腸菌のaroK遺伝子欠失による有機溶媒耐性化
P-18 三木 護 東洋大学 大学院 生命科学研究科 高度に有機溶媒耐性化した大腸菌変異株の解析
P-20 藤澤 秀之 東洋大学 大学院 生命科学研究科 メナキノン合成中間代謝物による大腸菌の有機溶媒耐性化
P-22 坪井 和彦 創価大学大学院 工学研究科 環境共生工学専攻 新種記載を目的とした超好熱性好酸性アーキアSulfurisphaera sp. KD-1株の多相分類学的解析
P-24 藤森 貴子 広島大学 大学院生物圏科学研究科 深海性Shewanella violacea DSS12株由来5'-ヌクレオチダーゼ活性への塩の影響
P-26 須賀 朝子 広島大学 生物圏科学研究科 深海性細菌Shewanella benthica DB6705由来シトクロムc′の安定化機構の解明
P-28 里村 武範 福井大学学術研究院工学系部門 Sulfolobus acidocaldariusを宿主とした色素依存性D-アミノ酸脱水素酵素発現系の構築と酵素化学的性質の解析
P-30 名児耶 真友 東洋大学大学院 生命科学研究科 醤油諸味粕を分解する好塩性・耐塩性微生物の探索
P-32 高木 美羽 東洋大学 大学院 生命科学研究科 醤油諸味粕からエタノール生産を行う耐塩性・好塩性酵母の分離
P-34 佐久間 竜平 日本大学 理工学部 物質応用化学科 好酸性鉄酸化細菌Acidithiobacillus ferrooxidansのD-アミノ酸脱水素酵素の生理的役割
P-36 糸川 愛梨沙 日本大学 理工学部 物質応用化学科 超好熱性古細菌 Pyrobaculum islandicum の呼吸鎖電子伝達系の解明
P-38 松浮 志穂 日本大学理工学部物質応用化学科 硫黄酸化細菌Starkeya novellaにおけるD-アミノ酸脱水素酵素の役割
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【2017年度・極限環境生物学会・研究奨励賞】
2017年度の学会奨励賞は以下のように決定し、大会2日目に受賞記念講演を行っていただきました。
・峯岸 宏明(東洋大学・理工学部)
「新規好塩性古細菌の分離・系統解析および好塩性酵素の研究」
・鴫 直樹 (産業技術総合研究所・創薬基盤研究部門)
「高度好熱菌を耐熱化するtRNA硫黄修飾塩基の生合成と機能の解明」
今回のご受賞大変におめでとうございました。今後のご活躍を祈念しております。
【優秀ポスター賞】
優秀ポスター賞は、審査員による厳正な審査の結果、以下の2名の方々 が受賞されました。若手の皆様の今後のご活躍を祈念しております。
P-01 臼井 孝典 (愛媛大学大学院理工学研究科)
「芳香族アミノ酸の 生合成遺伝子群の発現を制御するアーキア転写活性化因子(Tar)の分子認識機構の解明」
P-19 釜阪 紘平 (京都大学化学研究所 分子微生物科学研究室)
「低温 菌 Shewanella sp. HM13 の菌体外膜小胞を介した選択的タンパク質分 泌機構の解析」